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《ECFA調印》「中台の平和と繁栄実現」、馬総統が意義強調


ニュース その他分野 作成日:2010年6月30日_記事番号:T00023704

《ECFA調印》「中台の平和と繁栄実現」、馬総統が意義強調

   
 馬英九総統は29日、中台間で締結された海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)について、中台経済貿易関係の制度化、台湾のさらなる国際化、孤立化回避の3点の重要な意義を持つと強調。特に対中関係で平和と繁栄を実現でき、今後海外の友好国が台湾と中国のどちらか一方を選ぶのではなく、双方と交流できることを最も重要な点として指摘した。30日付工商時報が報じた。

 馬総統はまた、ECFAによって外資企業が台湾をより重視するようになり、運営総本部の設置や投資拡大などの動きがより拡大すると期待を示した。台湾製造業界は539品目がゼロ関税になるメリットを享受でき、多くの中小企業が中国内需市場で重要な役割を果たすとの見方も示した。さらに、来年1月以降、中国で利益を計上している台湾の銀行は、進出台湾企業に人民元によるサービスを行えるようになることは、台湾金融業界にとって非常に意義深いことだと語った。

 馬総統はさらに、「ECFAはビタミン剤かもしれないが万能薬ではない」と述べ、台湾の将来にとって重要なのはイノベーションと企業の発展のための環境づくりだと指摘した。