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台風、今年は2〜4個襲来か


ニュース 社会 作成日:2010年7月1日_記事番号:T00023707

台風、今年は2〜4個襲来か

 
 中央気象局は30日、今年は2~4個の台風が台湾に襲来するとの予測を発表した。今年は太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸におよぶ海域で海面水温が平年より低くなる「ラニーニャ現象」発生の兆候が見られ、秋から冬(10~12月)にかけての比較的遅い時期に勢力の強い台風が台湾を襲う可能性が高いとして注意を呼び掛けている。1日付自由時報が報じた。

 天気風険管理開発公司(ウェザーリスク)の彭啓明総経理によると、ラニーニャ現象が発生した年は、比較的台湾に近い海域で台風が形成される傾向が強く、台湾に上陸する可能性も高くなるという。またこうした台風は勢力が強いとは限らないが、発生から台湾接近までの時間が短く、素早い防災対策が必要になる。

 なお気象局によると、台風や豪雨がもたらす災害による損失は年平均170億台湾元(約470億円)以上に上り、気候に関する災害損失の85%を占めるという。