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ETC普及で窮余の策、端末なしでも割引


ニュース 運輸 作成日:2010年7月1日_記事番号:T00023712

ETC普及で窮余の策、端末なしでも割引

 
 高速道路の自動料金収受システム(ETC)の普及率が6月末時点で36.63%にとどまり、事業権者の遠通電収(FETC)は、6月末までに普及率45%を達成するとした交通部との契約条件を達成できなかった。これを受け、同社はETCの利便性を知ってもらうため、10月から来年3月まで専用端末を搭載していない車にもETC専用レーンの通行を認める方針を固めた。1日付蘋果日報が伝えた。

 FETCは、専用端末を搭載していない車でも、あらかじめ500台湾元(約1,380元)を先払いすれば、ETC専用レーンを通行できるようにする。そして、通行時には端末購入費用に充当可能なポイントを付与する。端末未搭載車に関しては、ナンバー認識システムやビデオ映像で課金を行う。

 また、専用端末を搭載済みの車両に対しては、通行料を5%割り引き、端末普及に弾みを付ける。同時に端末価格をこれまでの1,199元から1,039元へと14%引き下げる。交通部はこのままETCの普及が進まない場合、FETCの事業権を取り消すことも辞さない姿勢も示していた。