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中信金、中策による出資に拒否姿勢


ニュース 金融 作成日:2010年7月1日_記事番号:T00023714

中信金、中策による出資に拒否姿勢

 
 中国信託金融控股(中信金)の呉一揆総経理は30日、定時株主総会で生保大手の南山人寿保険に対する出資計画に触れ、香港資本の中策集団(チャイナ・ストラテジック)が中信金に出資することは望んでいないとする立場を明らかにした。1日付経済日報が伝えた。

 南山人寿をめぐっては、中策とプリマス・フィナンシャル・ホールディングスが南山人寿株97.57%をAIGからで取得した上で、中信金が中策から南山人寿株30%を譲り受ける覚書を結んでいたが、覚書は先月25日で有効期限が切れた。

 中信金が中策から南山人寿株を取得する方法としては、株式交換方式も検討されたが、呉総経理の発言はそれを否定するものだ。中信金は今後、株式交換方式ではなく現金で南山人寿株の取得を目指す方針だ。

 AIGからプリマス・中策陣営への南山人寿売却は、監督機関の認可手続きが遅れているが、呉総経理は「監督機関が南山人寿売却を認可するまで、中信金は中策側と覚書(の再締結)について協議を行うことはない」と強調した。

 呉総経理はまた、AIGが仮に南山人寿の売却入札をやり直す場合には、応札する考えも示した。