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基亜生物、肝臓がん新薬で授権


ニュース 医薬 作成日:2010年7月1日_記事番号:T00023719

基亜生物、肝臓がん新薬で授権

 
 バイオ医薬の基亜生物科技(メディゲン・バイオテクノロジー)は30日、豪プロゲン社から肝臓がん治療新薬「PI-88」で、開発、製造、販売などを含む世界市場でのあらゆる権利を取得する契約を取り交わしたと発表した。第3四半期に米国食品薬物管理局(FDA)に第3期臨床試験の実施認可を申請、年内に試験を開始し、2014年の発売を目指す。1日付経済日報などが伝えた。

 肝臓がん患者はアジア地域に多いことから、臨床試験は台湾、韓国、中国、シンガポールなどを中心に480~600人を対象に行う予定。国・地域をまたいだ規模での治験実施は、台湾のバイオ医薬メーカーでは初となる。

 同社は第3期臨床試験に際して、第3四半期に3億3,000万元の現金増資を行い、総額10億台湾元(約27億5,000万円)を投資する計画だ。

 なお、同新薬は中台市場で200億元規模の需要が見込まれており、同社はFDAへの認可申請後、台湾の食品薬物管理局(TFDA)、中国の食品薬品監督管理局(SFDA)にも申請を行う。