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ノートPC、Q4はゼロ成長も


ニュース 電子 作成日:2010年7月1日_記事番号:T00023725

ノートPC、Q4はゼロ成長も

 
 1日付蘋果日報によると、今年のノートパソコン出荷ピークは第3四半期となり、例年ハイシーズンに当たる第4四半期はゼロ成長となる懸念が出ている。

 電子時報系の市場調査機関、デジタイムズ・リサーチ(DIGITIMES Research)の簡佩萍シニアアナリストによると、9月の新学期シーズンの受注状況が予想を下回っていることを受けて、各ブランドが出荷予想を10%下方修正している。また、米家電量販店最大手ベスト・バイは、クリスマスセールを例年より2週間早い9月半ばから開始すると決定した。これは景気見通しの悪さからセール期間の引き伸ばしにより業績の確保を狙ったものとみられ、信用不安に見舞われている欧州のみならず北米市場の先行きにも懸念が出ている。

 また、今年は海運市場で運賃が70%以上上昇していることから、新学期向けの出荷が例年の8月より1カ月早い7月から始まるとみられ、年間を通じた出荷ピークも例年より1カ月早い9月ごろと予想されている。

 また中華民国全国工業総会の許勝雄副理事長は、「欧米のクリスマスシーズン需要に代わり、中国の春節(旧正月)需要の重要性が高まっており、台湾の輸出額も上半期4割、下半期6割だったのが、半々へと変化している」と指摘した。