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三次元IC研究室、工研院が設置


ニュース 電子 作成日:2010年7月1日_記事番号:T00023729

三次元IC研究室、工研院が設置

 
 工業技術研究院(工研院)は30日、次世代の半導体開発を進めるため、三次元IC(3D IC)研究室を設置した。同研究室はアジアで初めて12インチ三次元ICのコアプロセスやシリコン貫通電極(TSV)の実験機能を備えている。1日付電子時報が伝えた。

 同研究室はまた、半導体の自動化設計(EDA)、IC設計、生産、パッケージング、試験生産まで一貫した機能を備え、今後4年間に16億台湾元(約44億円)の研究費が投じられる。同研究所には約150人の研究スタッフが配置される。

 工研院電子光電研究所の詹益仁所長は、「半導体産業は平均で10年ごとに新技術のボトルネックに直面する。システム・オン・チップ(SOC)の開発は近くボトルネックを迎えるとみられ、三次元IC技術は製品性能を高め、電力消費を低下させ、コストを抑制する上で有効だ」と指摘した。