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HTC、携帯出荷で初の通年首位へ=TRI【図】


ニュース 電子 作成日:2010年7月1日_記事番号:T00023732

HTC、携帯出荷で初の通年首位へ=TRI【図】

 
 シンクタンクの拓ボク産業研究所(ボクはつちへんに僕のつくり、TRI)によると、スマートフォン大手の宏達国際電子(HTC)の今年の出荷台数は1,750万台に上り、台湾携帯電話業界で初めて首位となる見通しだ。5年連続で首位を守ってきた華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ)は、海外大手顧客からの受注減少により4位に転落する見通しだ。1日付工商時報が伝えた。
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 かつて出荷台数が振るわない受託メーカーだったHTCが首位に立つのは、ブランド戦略の奏功によるものとTRIは指摘している。一方、2007年ごろよりモトローラやソニー・エリクソンなどが、ローエンド機種のODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカーへの発注を削減する傾向が続いており、華宝や華冠通訊(アリマ・コミュニケーションズ)などの出荷量は低迷傾向が続いている。今年、アリマは1,500万台、奇美通訊(CMCS)は1,300万台の見通しだ。

 台湾業界全体の出荷台数は前年比6%減の5,610万台の予想。今年上半期の出荷台数は2,560万台で、下半期は前期比19%増の3,050万台、このうち第3四半期は1,415万台、第4四半期は1,635万台の予想だ。