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ECFAのアーリーハーベスト、原産地規則強化へ


ニュース その他分野 作成日:2010年7月2日_記事番号:T00023739

ECFAのアーリーハーベスト、原産地規則強化へ

 
 経済部関係者は1日、中台が調印した海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に外国企業が便乗することを防ぐため、アーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)で原産地規則を厳格化する考えを示した。2日付経済日報が伝えた。

 それによると、中台間のアーリーハーベストの適用を受けるためには、付加価値率が40%以上でなければならず、一部品目では45%、50%に設定される。これは通常の原産地認定基準(35%)よりも厳しい基準となる。

 ECFAには付属文書で臨時原産地規則が定められている。「臨時」とは、同規則がアーリーハーベスト対象品目にのみ適用されることを意味する。

 サービス業分野でアーリーハーベストの適用を受ける場合にも、台湾で3年以上の事業経歴があり、納税を行っていることなどが条件となる。

 関係者は「原産地認定基準が通常より厳しく設定したのは、外国企業が『タダ乗り』することを防ぐのが狙いだ」と説明した。