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中国銀、台湾の銀行4行と提携覚書


ニュース 金融 作成日:2010年7月2日_記事番号:T00023740

中国銀、台湾の銀行4行と提携覚書

 
 中国の大手銀行、中国銀行の李礼輝行長はこのほど、雑誌「台湾銀行家」の取材に応じ、同行が最近、台湾の台湾銀行、兆豊国際商業銀行、中国信託商業銀行(CTB)、合作金庫銀行と為替決済、資金融通、人材育成などの分野で協力する内容の覚書を結んだことを明らかにした。ただ、資本提携に関する内容は覚書に含まれていないという。2日付経済日報が伝えた。

 李行長によると、中国銀は既に台湾の銀行19行と業務代理契約を結び、17行に与信限度額を設定しているという。

 李行長は「決済、法律コンサルティング、人材の交流と研修などで台湾資本の銀行と協力していきたい。中国銀は大陸(中国)でのネットワークや人民元業務、顧客との関係で優位にあり、台湾の銀行は進んだ管理経験や為替業務、専門的人材で優位にある。台湾の銀行とは明らかに戦略的資源の相互補完効果が存在する」と指摘した。

 台湾銀の張秀蓮董事長は、「中国銀とは確かに接触したが、協力内容の詳細は詰める必要があり明らかにできない」とコメントした。兆豊銀幹部は「中国銀とは国際協調融資で協力関係にあり、今後戦略提携を強化していきたい」と説明した。