ニュース 金融 作成日:2010年7月2日_記事番号:T00023741
行政院金融監督管理委員会(金管会)の統計によると、5月のクレジットカード決済額は、台湾36の金融機関合計で1,206億台湾元(約3,280億円)と、前月比44億元増加した。2005年にカード破産が社会問題化したことに続き、08年には金融危機が発生したため、ここ数年クレジットカード市場規模は縮小傾向にあったが、景気回復に伴って個人消費が伸び、底を打ったようだ。2日付中国時報が報じた。
統計によると、5月末時点の有効なクレジットカード枚数は3,012万枚で前月比4万枚増えた。そのうち6カ月以内に使用されたカードは1,891万枚で同3万枚減った。ただ、統計によると、中国信託商業銀行(CTB)、華南商業銀行は各2万枚、国泰世華銀行、玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)は各1万枚増えており、台北富邦銀行の洪民主副総経理は、主要行では6カ月以内に使用されたカード枚数がプラス成長に転じたと指摘した。
また洪副総経理は、台湾でクレジットカードの申請条件を満たすのは900万人にすぎないにもかかわらず、流通しているカード枚数が3,000万枚を超えるという状況下で、カード利用を促進するには、キャッシュバックなどのサービスでカードごとに差別化を図る必要があると指摘した。
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