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国喬、中台でABS増産へ


ニュース 石油・化学 作成日:2010年7月2日_記事番号:T00023750

国喬、中台でABS増産へ

 
 石油製品メーカー、国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)の楊品正副総経理は、中国市場でのABS(アクロルニトリル、ブタジエン、スチレン)需要の高まりを受け、台湾および中国でABS生産能力を拡大する計画を明らかにした。中国江蘇省鎮江市のABS工場は、奇美実業(チーメイ)の製造拠点との合併を通じて2年以内に生産能力を70万トンから85万トンに引き上げる。また、台湾の生産拠点では8万トンから12万トンに増強する。2日付工商時報が伝えた。 

 同社はまた、鎮江工場でポリメタクリル酸メチル樹脂 (PMMA)生産量を7万5,000トンに、台湾工場ではスチレンモノマー(SM)生産量を4万トン増の37万トンに引き上げる計画だ。 

 鎮江工場は今年4~5月で、1億台湾元(約2億7,000万円)以上の利益を計上した。奇美実業との工場合併による規模拡大で、さらなる利益貢献が期待される。