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富士康、生産の70%を河北省に移転へ


ニュース 電子 作成日:2010年7月2日_記事番号:T00023754

富士康、生産の70%を河北省に移転へ

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FIH)は1日までに、中国・深圳工場から河北省廊坊市への一部生産移転を年内に完了し、深圳工場の従業員を削減する方針を明らかにした。2日付工商時報が伝えた。

 富士康は過去2年間で段階的に廊坊市への生産移転を進めてきた。同社の広報担当者、童文欣氏は「年末までに移転を終え、河北での生産分は70%を超える。深圳には一部の生産機能だけを残す」と説明した。

 深圳工場をめぐっては最近、アップル関連の生産ラインが河南省、天津市に移転されると報じられていた。富士康国際は深圳工場で米アップル関連の生産ライン以外を管轄しており、富士康国際の業務範囲で河南省、天津市への生産移転はないという。

 富士康による一連の生産移転は、人件費の節減を図る狙いのほか、同社を誘致するために各地の地方政府が適用する優遇策を最大限活用する目的もあるとみられる。