ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

高雄の大新百貨、52年の歴史に幕


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年7月5日_記事番号:T00023775

高雄の大新百貨、52年の歴史に幕

 
 大統百貨集団傘下の大新百貨公司(高雄市塩テイ区、テイは土へんに呈)が6月30日に閉店、52年の歴史に幕を閉じた。高雄では、新光三越左営店(左営区)や義大世界購物中心(高雄県大樹郷)など大型百貨店やアウトレットモールの出店が相次ぎ、老舗デパートが苦境に立たされている。5日付工商時報が伝えた。

 同百貨店は1958年、台湾で初の大型デパートとして大統百貨集団創設者の呉耀廷氏がオープンさせた。台湾のデパートでは初めて設置されたエスカレーターや充実した娯楽施設が話題となり、かつては学生が卒業旅行で訪れる名所でもあった。

 証券会社は閉店の背景について、大型百貨店の増加に加えて、同店が位置する塩テイ区の人口が3万人を割る水準にまで減少したこと、都市交通システム(MRT)の建設期間中の週末、付近への立ち入りが制限されて売り上げが減少したことなどを挙げている。