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バイク販売台数、今年は過去20年で最低も


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年7月5日_記事番号:T00023782

バイク販売台数、今年は過去20年で最低も

 
 今年通年のバイク販売台数は、排出ガス規制強化への対応による価格上昇、排気量150cc以下のバイクに対する貨物税(物品税)減税措置の昨年末打ち切りなどの影響を受け、過去20年で最低となる50万~55万台にとどまる恐れもあるとの見方が出ている。3日付工商時報が伝えた。

 また、台湾バイク市場では、学生およびブルーカラー労働者が主要購買層となっているが、ここ数年、台湾産業界では労働賃金の安い海外への工場移転が急速に進んでブルーカラー層の失業者が増え、販売台数減少の一因となっていると業界関係者は指摘する。これ以上市場景気が悪化すれば、下半期に減産、リストラが行われる可能性もあるという。

 なお、悲観見通しに反し、6月の新車登録台数は前年同月比29%増の4万8,000台に達した。ただ、これは業績を上げるために各社が販売前の新車登録に取り組んだためで、いわゆる「新古車」が大量に増加しているもようだ。今後「新古車」の在庫消化が必要となるため、7月は昨年の4万4,000台を下回り、4万台を割り込む恐れもある。