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VWが見直しか、台湾工場設置計画【表】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年7月5日_記事番号:T00023784

VWが見直しか、台湾工場設置計画【表】

 
 独フォルクスワーゲン(VW)は、中台が調印した海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)対象品目に完成車が含まれなかったことを受け、台湾での工場設置計画の見直しを開始したもようだ。5日付蘋果日報が伝えた。
 
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 VWは当初、10億台湾元(約27億3,000万円)以上を投資し、台湾に工場を設置し、対中輸出の拠点とする構想だった。しかし、中国側の関税撤廃が当面見送られることになり、投資戦略の練り直しを迫られた格好だ。

 VWは工場建設に代わり、台湾メーカーへの生産委託を行う可能性を模索しており、先月末には同社幹部が中華汽車工業の生産ラインを視察した。業界関係者は、VWが工場設置を見送る一方で、台湾メーカーでの生産委託により台湾での市場シェアを高める方針を固めたのではないかと分析している。