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中華電信のIP電話サービス、8〜9月から提供へ


ニュース 電子 作成日:2010年7月5日_記事番号:T00023785

中華電信のIP電話サービス、8〜9月から提供へ

 
 中華電信の黄子漢副総経理は、光ファイバーを使った高速通信サービス「光世代」で、現行のインターネットサービスに加え、IP電話サービスを8~9月ごろから提供すると表明した。3日付工商時報が伝えた。

 同社はサービス提供拡大に向け、IP電話機能を備えた家庭用デバイスを麗台科技(リードテック・リサーチ)などから年末までに3万台調達する。価格1万台湾元程度の端末は、同社の奨励金により約3,000元(約8,200円)で利用者に提供される見込みだ。

 黄副総経理は同サービスについて、次世代ネットワーク(NGN)とクラウド・コンピューティングなどと結合させ、電話やインターネットのほか、遠隔ヘルスケア、路線情報や時刻表の検索、医療機関の予約、マルチメディア・オン・デマンド(MOD)など、音声・映像を統合した総合サービスとなると強調した。

 中華電信は、一般の固定電話ユーザー1,300万件をターゲットに同サービスの利用を促進していく方針だが、一般固定電話の月額回線利用料が現在70元なのに対し「光世代」IP電話サービスは299元と高額で、今後乗り換えが進むかどうかは観察が必要だ。