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世界先進、ロジックIC受託メーカーに


ニュース 電子 作成日:2010年7月5日_記事番号:T00023789

世界先進、ロジックIC受託メーカーに

 
 過去2年間で事業転換を進めてきた台湾積体電路製造(TSMC)傘下の世界先進積体電路(VIS)は、第2四半期でメモリーの生産業務を終え、第3四半期からロジックICの受託メーカーとして本格的に始動した。3日付工商時報が伝えた。

 同社は中堅DRAMメーカー、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)の8インチ工場を買収して以降、生産調整を進めていた。同工場のFab2ラインは、6月でメモリー生産を終了、今後は主に電源管理ICおよびCMOSイメージセンサーなどを製造する。同社8インチ工場のロジックIC月産能力は第3四半期、ウエハー換算で11万2,000万枚となり第1四半期に比べ約7%増加する。

 同社は液晶パネル用ドライバICやアナログICの受託生産需要が5月以降旺盛となったため、ロジックICの生産比率を高め移行期間を短縮した。これにより第2四半期の同社売上高は予想を上回る前期比15~20%増となると証券会社はみている。第3四半期も成長率8%程度を維持する見込みだ。