ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

街路樹の枝切らないで!「日陰消えた」と市民不満


ニュース 社会 作成日:2010年7月6日_記事番号:T00023794

街路樹の枝切らないで!「日陰消えた」と市民不満

 
 台風シーズンの到来に備え、台中市政府が街路樹の枝を切る剪定(せんてい)作業を行ったところ、市民の猛反発に遭っている。猛暑が続く中、街路樹の木陰は直射日光から身を避ける上で貴重な存在だったが、枝が切られた結果、歩道や公園に容赦なく日光が降り注ぐようになったからだ。

 6日付中国時報によると、市民からは「枝葉が切られ、日光を避けられない。切り過ぎだ」「街路樹が丸裸にされ、あれでは電信柱同様じゃないか」といった不満が相次いでいるという。

 台風対策と市民の苦情との板挟みになった市側だったが、市建設処は街路樹の剪定基準を緩和することを決めた。枝が伸びすぎると、台風で街路樹が倒壊する恐れがあるため、剪定作業は必要だとしながらも、今後は日陰が消えるほど枝葉を切り過ぎないように配慮していく方針だ。

 胡志強台中市長は「建設処だけでなく、市政府全体が市民の立場で便宜を図っていくべきだ」と強調した。