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中台の銀行提携、金管会が規範順守呼び掛け


ニュース 金融 作成日:2010年7月6日_記事番号:T00023800

中台の銀行提携、金管会が規範順守呼び掛け

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は5日、主要銀行11行の董事長、総経理を集めて会合を開き、中国の銀行との業務交流、戦略提携、覚書(MOU)締結などを行う場合、金管会への届け出を義務付ける処理原則を通達した。6日付蘋果日報が伝えた。

 金管会は中台間の金融市場開放を慎重かつ段階的に進めたい構えだ。しかし、一部銀行が金管会の了承を得ないまま、中国の銀行と共同でデビットカードの発行計画を推進するなど、業界には「勇み足」が見られる。このため、金管会は改めて各行に規範順守を呼び掛けた格好だ。

 金管会はまた、中台の金融機関による協調融資(シンジケートローン)に際し、銀行法に基づく個人情報保護の徹底を求めた。

 その上で、▽中国業務が台湾の銀行本体に影響を与えないように、「ファイアウォール」を設ける▽中国進出後の悪性競争を避け、相互に資金融通を行う▽リスク管理、紛争処理、債権債務の処理原則など自律的な規範を設ける──という3点の順守を各行に求めた。