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公立病院、がん治療や人工透析を「丸投げ」


ニュース 医薬 作成日:2010年7月6日_記事番号:T00023804

公立病院、がん治療や人工透析を「丸投げ」

 
 楊志良・行政院衛生署長は5日、一部の公立病院ががん治療や人工透析、急患対応などを外部業者に委託しているのは不適当だとして、改善を命じた。6日付蘋果日報が伝えた。

 報道によると、衛生署が管轄する署立病院28カ所のうち、5~6カ所ががん治療を、5カ所が人工透析を外部業者に「丸投げ」しているという。衛生署は現場に実態調査を指示するとともに、外部業者との関係を断ち、病院側が主導権を回復するよう求めた。

 背景には病院と外部業者の構造的な癒着がある。楊署長は同紙取材に対し、「一部の外部委託業者や製薬会社は、病院に制約を加えている」と指摘した。例えば、がん治療センターは製薬会社が指定する医師に患者を受診させ、特定の製薬会社の抗がん剤を処方させるといった手法だ。人工透析も医療機器業者が業務を受注し、機器納入と透析治療により二重に収益を上げているという。