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VW台湾工場計画、「変更ない」=政府関係者


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年7月6日_記事番号:T00023810

VW台湾工場計画、「変更ない」=政府関係者

 
 6日付工商時報によると、独フォルクスワーゲン(VW)が台湾工場設置計画を見直すとの観測が出たことに対し、ある政府関係者は「VWの台湾投資は慎重に検討を重ねたものであり、変更は起きていない」と強調した。VWは5~6月に呉敦義行政院長を訪問した際、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)対象品目に完成車を含めることに中国側が賛成していないことを知っていたという。同社はそれでもECFA調印後の長期的な商機を好感しており、彰化浜海工業区(彰化県)進出を積極的に検討する姿勢を崩していないようだ。

 同関係者によるとVWは、中台で異なる車種を生産する戦略を計画しており、台湾工場で生産した車両はまず台湾で販売し、完成車の対中輸出が関税引き下げ対象となった後、中国市場展開を目指すという。

 なお、VWは台湾工場計画を見直し、中華汽車工業がVW車を受託生産するとの観測も出ていたが、中華汽車工業およびVW台湾総代理、太古標達汽車ともにこれを否定した。