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作成日:2010年7月6日_記事番号:T00023812
オールインワンPC世界出荷、今年62%成長=デジタイムズ予測
オールインワン(モニター一体型、AIO)パソコンの2010年世界出荷台数は、前年比62.8%増の1,115万台に上るとの予測が、電子時報系の市場調査機関、デジタイムズ・リサーチ(DIGITIMES Research)から示された。ただ、同機関の簡佩萍シニアアナリストは同製品について、「今後も伸びは続くもののスター製品が備えるほどの成長力はなく、下半期は製品規格、価格、ビジネスモデルにさらなる進化が必要」と指摘した。6日付工商時報が報じた。
簡氏によると、オールインワンPCの世界出荷台数は今年もアップルが首位を維持するが、シェアは38%と昨年の50%から大きく縮小する見通しだ。2位はヒューレット・パッカード(HP)で13%までシェアを拡大、微星科技(マイクロスター・インターナショナル、MSI)がシェア8%で3位への躍進が見込まれる。3位とほぼ横並びの4位には、中国市場での強さに支えられて聯想集団(レノボ)がランクインするとの予測だ。
MSI、レノボに宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)を加えた中台大手4社の合計シェアは23%へと昨年の15%から拡大し、一方、日本ブランドはシェアを縮小させるとみている。