ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

新世代・透明導電性フィルム、工研院が開発


ニュース 電子 作成日:2010年7月6日_記事番号:T00023814

新世代・透明導電性フィルム、工研院が開発

 
 工業技術研究院(工研院)はこのほど、真空成膜技術で大きな成果を得、新世代の透明導電性フィルムの製造プロセスおよび製造設備の開発に成功した。同技術はタッチパネルや太陽電池に応用可能で、透明導電性フィルムの製造コストを3分の1に抑えられるほか、材料としてレアメタルのインジウムに代わり亜鉛を使用することから環境にも優しい。6日付経済日報が報じた。

 抵抗膜方式タッチパネル製造コストの9割を占めるITO(酸化インジウムスズ)導電フィルム市場では、日東電工および尾池工業が世界シェアの7割を握っている。工研院の新技術が順調に量産段階まで進めば、台湾の透明導電性フィルムメーカーのシェア拡大にプラスとなるだけでなく、タッチパネル、太陽電池製造コストの大幅な低下にもつながるとみられる。