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台北市のA級オフィス空室率、年末に20%も


ニュース 建設 作成日:2010年7月7日_記事番号:T00023833

台北市のA級オフィス空室率、年末に20%も

 
 米系不動産コンサルタントのジョーンズ・ラング・ラサール(JLL、仲量聯行)が6日発表した商業不動産リポートによると、台北市内のA級オフィスの空室率が第2四半期16.08%に達し、第1四半期の1.09%から約15ポイントもの上昇を記録した。年末には20%の過去最悪水準に達すると予想している。7日付工商時報が報じた。

 空室率の急速な上昇についてJLLは、金融危機後の不況で企業が台北市中心部から内湖や新店などに移転を進めたことを理由に挙げている。このため、第2四半期のA級オフィスの1坪当たりの平均月間賃貸料は2,379台湾元(約6,460円)と前期比で0.5%上昇したものの、実際には貸主が改装費や駐車場料金を無料にして借り手企業を引き止める動きが広がっていることを受けて1.5%下落したと指摘した。

 JLLの呉瑤華副総経理は、当面は借り手が続くものの、2011年には海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)効果で下げ止まる可能性があると見通しを語った。