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統一、石家荘に飲料工場設置へ


ニュース 食品 作成日:2010年7月7日_記事番号:T00023836

統一、石家荘に飲料工場設置へ

 
 食品最大手、統一企業集団(ユニ・プレジデント)は4日、中国河北省石家荘市の石家荘高新技術産業開発区に7,000万米ドルを投資して飲料工場を設置する契約を同区管理委員会と結んだ。

 同委員会の発表によると、工事は2期に分けられ、第1期は投資額5,000万米ドルで今年9月に着工、冷却無菌充填(じゅうてん)生産ライン1本と、ペットボトル加熱充填ライン1本、ボトル製造ライン1本を設置する。生産開始は来年末の予定で、初年度の生産額は2億人民元(約26億円)、2年目は3億5,000万人民元の計画だ。

 7日付経済日報が証券筋の見方として伝えたところによると、統一の石家荘進出は、中国首位の台湾系食品メーカー、康師傅の地盤である華北市場でシェアを拡大する意図があるもようだ。統一の昨年の中国飲料市場での売上高は69億3,000万人民元で、康師傅(同172億2,000万人民元)との差は拡大してういる。

 統一は現在、中国に14の生産拠点を保有している。将来的には各省ごとに少なくとも1カ所の工場を持つ予定だ。羅智先同社董事長は今年初頭、中国での生産拡張に今後2年半で10億人民元を投資する方針を示している。