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天然ガスを不当な安値で供給、中油幹部3人に過失


ニュース 石油・化学 作成日:2010年7月7日_記事番号:T00023837

天然ガスを不当な安値で供給、中油幹部3人に過失

 
 監察院は6日、中国石油(現台湾中油)が1999年から2005年にかけ、発電会社の新宇能源開発に対し、不当な安値で天然ガスを販売する契約を結び、同社からの代金支払いが滞っても供給を続け、7億2,165万台湾元(約19億6,000万円)の上る損失が出たとして、当時の経営陣3人の過失を認定した。7日付中国時報が伝えた。

 過失が認定されたのは、潘文炎元総経理ら3人。監察院は中国石油が01年に新宇能源と結んだ天然ガス供給計画は、価格が低過ぎ、経済部が4回にわたり改善を求めたが、同社はそれを無視したと指摘した。

 監察院は、不当な安値による販売で3億3,800万元、未払い金で3億3,000万元の損失が出たのは、信用調査や担保確保などを怠ったためだと判断し、潘元総経理らの責任を追及した。

 潘元総経理は、監察院の決定を不服として、法律に基づき異議を申し立てる考えを示した。3人のうち潘元総経理ら2人は既に定年退職しており、公務員懲戒委員会による処分の対象とはならない。