ニュース 電子 作成日:2010年7月7日_記事番号:T00023847
鴻海精密工業とシンガポールのフレクストロニクス・インターナショナルのEMS(電子機器受託生産サービス)上位2社は、2011年ノートパソコン市場で見込まれる成長部分、4,000万~5,000万台のうち、約3分の1相当を既に受注したようだ。このため、残り3分の2を分け合うODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカーの成長率が抑えられる見通しだ。7日付工商時報が伝えた。
先日の報道によると、鴻海はヒューレット・パッカード(HP)とデルから11年向け受注を獲得。大和証券によると、フレクストロニクスもこのほど、HPのコンシューマー向けノートPCの11年新機種500万~600万台を受注したようだ。両社の受注台数は、鴻海が今年の1,000万~1,100万台から来年2,000万台に、フレクストロニクスは今年400万~500万台から来年1,000~1,100万台へと、ほぼ倍増が見込まれている。
一方で、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、緯創資通(ウィストロン)などのODMメーカーは、シェア確保のため値下げを迫られ、来年は粗利益率が4%を割り込む恐れもある。
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