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パワーチップ、20ナノNAND開発に意欲


ニュース 電子 作成日:2010年7月7日_記事番号:T00023851

パワーチップ、20ナノNAND開発に意欲

 
 力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の黄崇仁董事長は6日、現在NAND型フラッシュメモリー分野での展開について「現在当社は製造プロセスで海外大手に1世代の後れを取っているが、20ナノメートルプロセスへの移行に成功すれば、台湾のNANDフラッシュ開発にとって大きな突破口となる」と述べ、微細化競争への参戦意欲を示した。7日付電子時報が報じた。

 パワーチップはかつて、ルネサステクノロジ(当時、現ルネサスエレクトロニクス)が手放したNANDフラッシュの技術と特許を引き継ぎ、75ナノプロセスから同分野に参入した。黄董事長によると、同社はNANDフラッシュの研究開発(R&D)に過去6年で70億台湾元(約190億円)を投じており、同社が台湾で最も「血統の正しい」技術を有すると自信を示した。

 同社のNANDフラッシュは下半期に40ナノへの移行を予定しており、今後は国際大手との直接対決を避けて特殊用途向けをターゲットにする構えだ。