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国華人寿の買収、三商美邦が慎重姿勢に


ニュース 金融 作成日:2010年7月8日_記事番号:T00023860

国華人寿の買収、三商美邦が慎重姿勢に

 
 保険安定基金の管理下にある国華人寿保険の売却入札に単独応札している米台合弁の三商美邦人寿(マスミューチャル・マーキュリーズ・ライフ)は、国華人寿の財務調査の結果、負債規模が800億~1,200億台湾元(約2,180億~3,270億円)と市場予想を上回ったことから、買収に対する姿勢が慎重に転じている。8日付経済日報が報じた。

 買収企業には国華人寿のリスクベース自己資本比率(RBC)を2013年までに200%以上にすることが求められているが、保険安定基金から受け取れる給付金も300億元にとどまることから、三商美邦は膨大な資金を投入しない限り達成は難しいとの判断だ。

 関係者によると、三商美邦の大株主である米マスミューチュアル・フィナンシャル・グループも入札の行方に大きな関心を払っており、落札を決めるかどうかは価格が鍵になるとの考えだ。