ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年7月8日_記事番号:T00023869
鉄鋼原料コストが上昇する一方、鉄鋼製品価格が下落する中、中国鋼鉄(CSC)と傘下の中鴻鋼鉄に対する川下メーカーの発注意欲が減退しており、両社の7~8月の出荷量は2~3割減少しそうだ。こうした状況を受け中鴻鋼鉄は、9月に予定していた生産ライン改良計画を7月に前倒しして20%程度の減産を行う。中鋼は減産は行わないが、これまで在庫水準を引き下げていたスラブを在庫として計上するなどして対応すると表明した。8日付経済日報が伝えた。
鉄鋼商社によると、鉄鉱石の契約価格は第3四半期中に20%以上上昇する見込みだが、鉄鋼製品価格は下落傾向が続いている。熱延製品の国際オファー価格は1トン当たり600米ドル台まで下落しているが、中鋼の価格は同700米ドルと、その差が開いている。
このため、川下メーカーの高興昌鋼鉄、盛餘(SYSCO)、燁輝企業などが生産量を10~30%抑えるなど調整に動いており、中鋼の需要は最大で3割減少しているという。
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