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台プラ第6ナフサで火災、損失38億元に【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年7月8日_記事番号:T00023870

台プラ第6ナフサで火災、損失38億元に【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮)第1工場(OL1)で7日、火災が発生した。エチレン年産70万トンの同工場は台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)所属で、今後1カ月以上操業を停止する見込み。損失額は38億台湾元(約104億円)に上るとみられる。また、グループ内で同工場から原料供給を受ける生産ラインにも影響が出る見通しだ。なお市場では操業停止が3カ月に及ぶとの観測も出ている。8日付経済日報が伝えた。
 
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火災が起きた第6ナフサ第1工場。負傷者はでなかったが、長時間出火が続いたためコンプレッサーなどの重要機器が破損した恐れもあると専門家は指摘している(7日=中央社)
 
 OL1の火災を受けて、エチレンのアジアスポット価格は同日、1トン当たり 898米ドルから900米ドルに反発した。

 台塑石化はエチレンやプロピレン、ブタジエンなど基本原料はまだ在庫に余裕があり、これを他の生産ラインへの供給に回すと表明した。またエチレン年産100万トンの第2工場、同120万トンの第3工場からの供給が可能だが、第2工場は8月から年次保守を予定しており、計画に変更がなければエチレン価格はさらに上昇するとみられる。
 
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