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フラットテレビ、中国市場で在庫増加


ニュース 家電 作成日:2010年7月8日_記事番号:T00023871

フラットテレビ、中国市場で在庫増加

 
 中国市場では、冷陰極蛍光ランプ(CCFL)を採用した液晶テレビの販売が減少傾向を示し、中国のメーカー各社は在庫増加に直面している。大手メーカーの中には60万台の在庫を抱えるところもあり、各社とも在庫消化に向け減産に入った。8日付工商時報が伝えた。

 7日付中国紙・第一財経日報は、中国のフラットテレビ販売量が昨年は前年比100%の高い伸びを示したが、今年5月には伸び率が前年同月比で21%まで落ち込み、各社が減産に入ったと報じた。6~9月は例年の非需要期に当たり、当面は販売が低調に推移する見通しだ。

 市場調査会社は、在庫増加の原因について、国内外のメーカー各社が需要を楽観視しすぎ、あらかじめ原材料を確保し、大量生産に走ったためと分析した。今年のフラットテレビ販売台数は、前年比40%増の3,480万台程度にとどまる見通しだ。