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フェムトセル、9月にも導入可能に


ニュース 電子 作成日:2010年7月8日_記事番号:T00023873

フェムトセル、9月にも導入可能に

 
 国家通信伝播委員会(NCC)は7日に開催した定例委員会で、新たにフェムトセル(室内小型基地局)の類別および管理・審査に関する規定を盛り込んだ「行動通信網路業務基地台設置使用管理弁法」の草案を決定した。フェムトセルは、モバイル通信のエリア拡大や品質向上に有効とされるが、これまで台湾には管理規定がなかったため通信業者による導入が進んでいなかった。草案の公告後、公聴会を経て早ければ2~3カ月後に正式に施行される見通しだ。8日付電子時報が報じた。

 年末にもフェムトセルを導入する予定の中華電信は、台湾全土500万世帯のブロードバンドユーザーのうち40%にフェムトセルの需要が見込め、3大通信キャリア1社当たり少なくとも60万~70万件と試算している。

 また、フェムトセルを利用すれば室外基地局を増設することなく通信信号のカバー率向上が可能になる。これにより通信キャリアのネットワーク運営コストが引き下げられるため、フェムトセル設置費用がどの程度になるかに注目が集まる。