ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

国光石化プラント、イルカ保護で公益信託申請


ニュース 石油・化学 作成日:2010年7月8日_記事番号:T00023874

国光石化プラント、イルカ保護で公益信託申請

   
 環境影響評価が難航している国光石化科技(KPTC)の大型石油化学プラント(彰化県大城郷)をめぐり、複数の環境団体が7日、濁水渓河口でシナウスイロイルカの生息地や回遊ルートの保護を進めるための公益信託申請書を内政部に提出した。8日付聯合報が伝えた。
   
T000238741

環境団体は子供たちが内政部前で、「絶滅の危機に瀕するシナウスイロイルカを守って」と訴えた(7日=中央社)

 江宜樺内政部長は、1カ月以内に行政院農業委員会や行政院環境保護署などと対応を協議する意向を示した。

 一方、同日付経済日報によると、呉敦義行政院長は7日、国光石化プロジェクト推進の是非を判断する上で、▽国家にとって必要か▽石化産業の独占が生じないか▽地元住民が賛成しているか▽環境や生態への影響──という4点を考慮すべきとの考えを示した。

 呉行政院長はまた、環境団体による反対の動きについて、「冷静な思考が抗議の声によって損なわれることはない」と強調した。