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電話詐欺対策、台湾内通話で「+886」表示取りやめ


ニュース 社会 作成日:2010年7月9日_記事番号:T00023885

電話詐欺対策、台湾内通話で「+886」表示取りやめ

 
 台湾の携帯電話各社は、海外からの電話詐欺被害を防止するため、10日から台湾域内からの通話の着信時に台湾の地域番号「+886」の表示を取りやめる。海外からの通話を判別しやすくするのが狙いだ。9日付中国時報が伝えた。

 今後、「+数字」という着信表示は、例外なく台湾以外からの通話であることを示し、電話詐欺を見分ける有力な手掛かりとなる。例えば、電話詐欺の拠点となっている中国からの通話ならば、「+861」と表示される。

 詐欺を狙った電話は9割が海外からかかってくる。海外からの着信で、相手が台湾の裁判所や警察などを名乗れば、詐欺電話だと見分けが付く。内政部警政署刑事警察局は「今回の措置で、市民がだまされる確率を有効に低下させることが可能だ」と説明した。

 ただ、警察側は「詐欺団が番号を非通知にするなど対策を講じる可能性があり、注意が必要だ」と呼び掛けた。