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ECFA関税引き下げ、成長率0.4P押し上げ=経済部


ニュース その他分野 作成日:2010年7月9日_記事番号:T00023890

ECFA関税引き下げ、成長率0.4P押し上げ=経済部

 
 施顔祥経済部長は8日、中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)調印で来年1月にも実施するアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)で、中国が台湾製品539品目に対し関税を引き下げることで、台湾のGDP(域内総生産)成長率を0.4ポイント押し上げる効果があるとの試算を示した。9日付経済日報が報じた。

 試算によると、ECFAアーリーハーベスト実施により、台湾企業の対中輸出での関税が295億台湾元(約810億円)減少、さらに台湾の生産額が0.86%拡大、就業人口は6万人増加する見通しだ。

 施経済部長は、野党からECFAが大企業にのみ有利との批判が聞かれるが、実際にはアーリーハーベストの台湾側対象品目のうち約半分は、自動車部品、給湯器、小型の家電製品、バナナなど従来型産業、中小企業の製品や農作物が占めると指摘した。これら品目は現行の関税率が10%を超えるものも多く、関税引き下げは中国市場での展開に力を添えると強調した。