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6月の輸出総額、米国向け年成長率が過去最高【表】


ニュース その他分野 作成日:2010年7月9日_記事番号:T00023891

6月の輸出総額、米国向け年成長率が過去最高【表】

   
 財政部が8日発表した貿易統計によると、6月の輸出総額は227億3,000万米ドルで、単月過去最高を記録した5月に比べ11%減少したものの、前年同月比では34.1%の増加となった。特に米国向けは宏達国際電子(HTC)の携帯電話出荷が好調だったことから前月比1億 6,000万米ドル増、前年同月比では過去最高の53.4%増を記録した。9日付経済日報が報じた。
   
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 6月輸出総額が前月比で減少したことについて林麗貞・財政部統計長は、一部製品でオフシーズンに入り需要が低下したこと、液晶パネル価格が下落したこと、石油・化学製品の輸出が減少したことなどを要因として挙げた。ただ、情報・通信機器の輸出額は前月比4.7%増、前年同月比41.4%増の11億9,000万米ドルで2004年12月以来で最高となった。

 また上半期累計の輸出総額は、前年同期比49.2%増の1,319億8,000万米ドルで過去2番目の高さとなった。そのうち中国・香港向けは同61.9%増の567億5,000万米ドルで過去最高を記録した。

 台湾の輸出全体に占める中国向け比重も上半期、過去最高の43%に達しており、林統計長は「欧州不安の台湾への影響はそれほど大きくないが、大陸(中国)に対する長期的な影響には注意が必要で、台湾の大陸向け輸出に打撃を与え る可能性もある」と指摘した。

 なお6月の輸入総額は213億2,000万米ドルで前年同月比40.4%の増加。上半期累計では前年比64.7%増の1,198億8,000万米ドルだった。
   
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