ニュース
電子
作成日:2010年7月9日_記事番号:T00023907
21Mモバイルデータ通信中華電信が11月から計画
中華電信行動通訊(モバイル通信)分公司の石木標副総経理はこのほど、中華電信が「HSPA+」規格を利用した通信速度が下り最大21Mbpsのモバイルデータ通信サービスの、11月開始を検討していると語った。現在一般の携帯電話は21Mbps「HSPA+」に対応していないため、当初はネットワークカード向けのサービスが中心となる見込みだ。9日付電子時報が報じた。
21Mbpsモバイルデータ通信サービスの月額利用料金について中華電信は、既存のモバイルデータ通信ネットワークカード使い放題プランの850台湾元(約2,335円)を基準とし、これを40%以上上回らない価格とする方針だ。
これにより、モバイルデータ通信での単一料金制が崩れることになるが、石副総経理は、等級別料金設定は世界的な流れで、米国、シンガポール、香港でも既に採用されていると説明した。今後、国家通訊伝播委員会(NCC)と料金設定などについて議論した上で、サービス認可の申請を行う。
なお石副総経理は、等級別料金が実現した場合の市場の反応が「LTE(Long Term Evolution)」など4G(第4世代)
への投資に対する重要な指標となると強調した。