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第6回国共フォーラム、中台交流強化へ提言


ニュース その他分野 作成日:2010年7月12日_記事番号:T00023918

第6回国共フォーラム、中台交流強化へ提言

 
 中台による第6回両岸経貿文化論壇(通称・国共フォーラム)が11日、中国・広州市で閉幕した。2日間にわたる論議では、新エネルギー、環境保護産業など新興産業での協力強化など22項目の共同提言が採択された。12日付工商時報が伝えた。
 

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10日の国共フォーラム開幕式であいさつする呉伯雄・国民党名誉主席(左端)(10日=中央社)
 
 今回の国共フォーラムは「新興産業での協力強化と両岸(中台)の競争力向上」をテーマに開かれた。提言にはこのほか、▽中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の早期発効とアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)の早期実施▽従来型産業で懸け橋事業の継続推進▽金融、物流、メディカルツーリズムなどサービス業の協力強化▽中国に進出した台湾企業の産業高度化支援▽国際市場の共同開拓▽中台間での学歴の相互承認▽マスコミの常設取材拠点を相互開設▽知的財産権保護合作協議の合意内容推進──などが含まれた。

 国共フォーラムでの協議内容は、これまで中台双方で実際に政策として採用されたケースが多く、今後の経済協力の羅針盤的な作用が期待される。

 訪中している国民党の呉伯雄名誉主席は、12日に北京で胡錦濤国家主席と会談する。