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石門ダム調整池予定地、重金属汚染が判明


ニュース 公益 作成日:2010年7月12日_記事番号:T00023919

石門ダム調整池予定地、重金属汚染が判明

 
 石門ダム(桃園県)に40億台湾元(約110億円)を投じて建設される中庄調整池の予定地で、土壌から重金属が検出され、安全性に懸念が高まっている。10日付自由時報などが伝えた。

 中庄調整池は、石門ダムの水が濁り、水道用水として取水ができなくなった際に水源として使用する目的で整備が計画されている。しかし、周辺では産業廃棄物の不法投棄が目立つため、経済部水利署が工業技術研究院に依頼し、土壌のサンプル検査を行ったところ、予定地に17万立方メートルに上る産業廃棄物が埋まっていることが分かった。

 サンプル検査は、特にリスクが高い26ヘクタールの区域で、160カ所から170個のサンプルを採取して行われた。その結果、7カ所で鉛が基準値の36倍、銅が同25倍、カドミウムが同1.01倍の濃度で検出された。

 水利署は「全面的に除去し、水質の安全に影響を及ぼす有害物質は残さない」としているが、学識者からは安全性を疑問視する声が上がっている。