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米国産牛スジ肉、輸入再開第1便に通関許可


ニュース 農林水産 作成日:2010年7月12日_記事番号:T00023920

米国産牛スジ肉、輸入再開第1便に通関許可

 
 財政部関税総局によると、先ごろ約6年ぶりに輸入が認められた米国産牛スジ肉(牛のアキレス腱)のうち、第1便となる2,265キログラムが8日、通関許可を受けた。行政院衛生署食品薬物管理局は「抜き取り検査で合格して初めて通関許可を出しており、安全に問題はない」と表明した。10日付自由時報が伝えた。

 今年1月に成立した改正衛生管理法では、米国産牛肉の頭がい骨、脳、目、せき髄、内臓、ひき肉の輸入が禁止され、その他の部位については輸入が解禁された。牛スジ肉は内臓部位に当たらないとして禁止リストに上がっておらず、衛生署、経済部国際貿易局、行政院農業委員会などによる協議を経て、5月に11トン分の輸入許可を出していた。

 一方で、財団法人中華民国消費者文教基金会(消基会)は、「筋肉や骨、関節と直接連結する牛スジ肉は、多くの専門家がその狂牛病(BSE)リスクを内臓と同様とみなしている」と指摘。その上で「政府による牛スジ輸入許可は民意を無視している」と厳しく批判し、米国産牛肉の輸入の是非を問う住民投票の実施を目指す、第2段階の署名への協力を呼び掛けた。