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メディアテック、「MT6253」量産にめど


ニュース 電子 作成日:2010年7月12日_記事番号:T00023940

メディアテック、「MT6253」量産にめど

 
 IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)が開発したローエンド機種向けのGSM/GPRS対応シングルチップ「MT6253」は、本格的な量産が遅れていたが、製品の改良を通じ、大量出荷のめどが付いた。同チップはこのほど、中国の携帯電話端末メーカー、金立通信が第2.5世代(2.5G)機種への採用を決めた。12日付工商時報が伝えた。

 MT6253は優れた電力効率、処理速度の速さなどで、業界の注目を集めていたが、専用のNOR型フラッシュメモリーを搭載したマルチチップパッケージ(MCP)の量産が追い付かず、今年上半期の出荷量は低迷していた。改良版の製品は、一般のフラッシュメモリーの使用が可能となり、中国のノーブランド携帯(通称・山寨機)向けに出荷量が伸びる見通しだ。

 外資系証券会社は、MT6253の価格上昇と出荷量増加で、メディアテックの第3四半期の販売単価と粗利益率が小幅上昇すると予測している。