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台湾中油・裕民・CMT、合弁でタンカー船社設立


ニュース 運輸 作成日:2010年7月13日_記事番号:T00023951

台湾中油・裕民・CMT、合弁でタンカー船社設立

 
 台湾中油は12日、ばら積み海運の裕民航運および中国航運(CMT)と3社合弁でタンカー船会社「環能海運」設立することで契約を交わした。台湾中油は現在保有するシングルハル・タンカー14隻を、290億台湾元(約800億円)以上をかけて、2015年までにすべてダブルハル・タンカーに一新する計画で、石油タンカー7隻についてリスク軽減のため合弁での投資とした。一方内航タンカー5隻は、中油独自で90億元を投じて建造する。13日付工商時報が伝えた。
 
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契約書を交わす朱少華・台湾中油総経理(中)、徐旭東・裕民航運董事長(左)、彭蔭剛・中国航運董事長(右)(12日=中央社)  
 
 造船業界では、海洋汚染防止を目的とした国際条約、マルポール条約で規制対象となるシングルハル・タンカーから、ダブルハル・タンカーへの移行が進んでおり、既にシングルハル船種の寄港を制限する港湾も出てきている。台湾中油は今後タンカーの船種移行に伴い運輸能力が不足することを見越して、3社合弁でのタンカー海運会社設立を決めた。