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正隆紙業、中国・杭州勝銘紙業の株式売却へ


ニュース その他製造 作成日:2010年7月13日_記事番号:T00023956

正隆紙業、中国・杭州勝銘紙業の株式売却へ

 
 製紙大手の正隆紙業は12日、同社が保有する中国・杭州勝銘紙業の株式25%を売却することを董事会で決定した。売却益300万米ドルは、需要が拡大している中国での生産能力増強に充てる方針だ。13日付経済日報が伝えた。

 正隆は今年、中国で福建省漳州および山東省青島の紙器工場を買収、天津でも紙箱加工工場を新設するなど生産能力拡充を進めている。また台中県の后里工場でも年産能力40万トンの製紙設備を導入する予定だ。このほかベトナムでは、南部ビンズオン省に新設する紙器工場が第3四半期中に試験操業に入る。

 同社によると、中台の生産ラインは高い稼働率を保ち、工業用紙価格もコストを反映できており、6月の売上高は前月比3.93%減となったものの、健全な粗利益水準を維持している。

 杭州勝銘紙業の株式売却について正隆は、杭州勝銘紙業の親会社、勝達集団が計画する株式上場によって、自社の持ち株比率が低下する可能性があるためとしている。