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補聴器のフォナック、台湾支社を設立【図】


ニュース 医薬 作成日:2010年7月13日_記事番号:T00023957

補聴器のフォナック、台湾支社を設立【図】

 
 補聴器の世界最大手、スイスのフォナックはこのほど、台湾支社「台湾峰力(台湾フォナック)」を設立した。同社のパトリック・パーラー・アジア地区総裁は「台湾では今年から『聴力師(聴力障がいの診断や聴力回復を支援する医療従事者で、日本の言語聴覚士に相当)』の国家資格制度が施行され、聴力障がい者センター設置も進むとみられることから、市場規模は4倍の35億台湾元(約97億円)に成長する」と将来性に期待を示した。13日付経済日報が伝えた。
  
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 フォナックは創業50年、世界90以上の国・地域で事業展開し、世界の補聴器市場80億米ドルのうちシェア23%を占める。台湾ではこれまで代理業者により販売され、市場規模2,500万米ドルのうちシェアは10~12%。支社設立により、台湾で聴力師や補聴器のフィッティングを行う専門職の育成、補聴器利用を支援するセンター設置促進への資金協力も計画している。

 馮大成・同社台湾地区総経理は「台湾では聴覚障がいを認めたがらない人も多く、補聴器は重視されてこなかったが、欧州では眼鏡のように一般に普及している」と指摘。同社の補聴器で台湾人の聴覚障がいの克服に貢献したいと語った。