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明基友達傘下のシピックス、電子ペーパーの正常出荷を回復


ニュース 電子 作成日:2010年7月13日_記事番号:T00023962

明基友達傘下のシピックス、電子ペーパーの正常出荷を回復

 
 明基友達集団傘下の電子ペーパーメーカー、米シピックス・イメージング(中国語名、達意科技)は、新たな生産ラインで初期不良が発生し、歩留まり率が低下するといった問題が発生したとの観測が出ていたが、7月に入りラインおよび材料の調整が完了し、正常な出荷量を回復したようだ。シピックスの歩留まり率は8~9月に80~90%まで上昇する見通しで、同社は今年、出荷枚数90万枚、世界シェア12%を目指す。13日付電子時報が報じた。

 川下で電子ブックリーダーを生産する系列の佳世達科技(Qisda)によると、シピックスの第2世代電子ペーパーは、価格、タッチコントロール機能、歩留まり率のいずれをとっても高い競争力を備えているという。白色度では依然、業界最大手の元太科技工業(PVI)傘下、米イーインクに劣るが、静電容量方式タッチコントロール機能内蔵の「インセル方式」は顧客から好感触を得ているという。

 同製品は、緯創資通(ウィストロン)の新しい電子ブックリーダーにも採用されており、シピックス生産ラインの問題が解決したことで、ウィストロンの新製品も7月中に正式出荷を開始するもようだ。