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アナログICの受託生産価格、10〜15%値上がりへ


ニュース 電子 作成日:2010年7月13日_記事番号:T00023971

アナログICの受託生産価格、10〜15%値上がりへ

 
 ファウンドリー企業に対し海外のIDM(垂直統合型の大手半導体メーカー)が市場価格よりも高値で発注を行っている影響で、半導体の受託生産価格が全体として値上がりしている。これを受け、台湾のアナログIC業者も契約価格の10~15%引き上げを強いられそうだ。13日付工商時報が伝えた。

 テキサス・インスツルメンツ(TI)、インフィニオン、ナショナル・セミコンダクターなどIDM各社は、半導体製品の安定供給を確保するため、台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)、世界先進積体電路(VIS)などに高値で発注を行っている。このため、立錡科技(リッチテック・テクノロジー)、致新科技(グローバル・ミックスドモード・テクノロジー、GMT)など台湾のアナログIC業者は、下半期の需要期に生産を確保できなくなる事態を懸念し、契約価格の値上げに応じざるを得ない状況となっている。

 リッチテックやGMTは最近、ファウンドリーの生産能力をどれだけ確保できるかが第3四半期の業績を左右するとの認識を相次いで示していた。