ニュース 社会 作成日:2010年7月14日_記事番号:T00023976
最高検察署特別偵査組は13日までに、苗栗県銅鑼科学園区の土地開発不正事件で起訴された何智輝元立法委員(国民党)から合計数千万台湾元(1台湾元=約2.77円)のわいろを受け取り、裁判で便宜を図った疑いで、台湾高等法院の裁判官3人と板橋地検の検察官1人を逮捕するとともに、関係先を家宅捜索した。14日付蘋果日報が伝えた。
逮捕されたのは、陳栄和(60)、李春地(56)、蔡光治(67)の各裁判官と邱茂栄検察官(60)の計4人。贈賄側の何元立法委員は、苗栗県内の自宅から姿を消しており、指名手配された。
何元立法委員は銅鑼科学園区の土地開発不正事件で不正に奨励金を受け取ったなどとして背任などの罪に問われ、一審で懲役19年、二審で同15年の判決を受けながら、今年5月に台湾高等法院での差し戻し審で無罪判決を受けていた。
検察は逮捕された4人を含む約20人に出頭を求め事情聴取を行うとともに、34カ所を捜索した結果、陳裁判官の事務室から現金数百万円を押収した。収賄事件に他の裁判官も関与していたとの証言もあり、検察は裏付け捜査を進めている。
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