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徳翔航運、中台直航貨物便に参入


ニュース 運輸 作成日:2010年7月14日_記事番号:T00023978

徳翔航運、中台直航貨物便に参入

 
 コンテナ海運会社の徳翔航運(TSラインズ)の陳徳勝董事長は、新会社「徳翔海運」を設立、中台直航の貨物便航路に参入することを明らかにした。同航路の運航は台湾と中国の海運会社および中台籍の船舶に限定されているため、同社はパナマ籍の貨物船2隻(各1,578TEU、20フィート標準コンテナ換算)を台湾籍へ登記変更、それぞれ9月1日と年末に新会社に導入する。14日付工商時報が伝えた。

 同社は貨物船37隻を保有、アジアを中心に34の航路を就航している。今年の売上高は前年比4割増の250億台湾元(約694億円)に達し、総積載能力は同28%増の150万TEUとなる見通しだ。現在、コンテナ海運会社ランキングでは世界24位となっている。

 陳董事長は今後、適切な提携先が見つかれば、欧州、米国航路に参入する構えだ。その資金を賄うため資本金規模を32億元以上に拡大する方針で、今年の予想利益額16億元をすべて組み込む予定だ。